歯科矯正で使える医療費控除のやり方は?申請時のポイントも解説

歯科矯正では、医療費控除の制度を利用することで税金が減免できます。

本記事では、歯科矯正で利用できる医療費控除について、やり方や控除を受けるためのポイントをご紹介。

これから歯科矯正を受ける予定の方や、医療費控除の申請方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

歯科矯正で使える医療費控除とは?

歯科矯正で利用できる医療費控除とは、1年間で支払った医療費が10万円を超えた場合に利用できる制度です。

医療費にかかった金額の一部を、所得金額から差し引くことができます。

機能改善のための歯科矯正を行う場合は、医療費控除を受けることで住民税や所得税の負担を軽減できます。

ただし、審美目的の治療では医療費控除の対象とならないため、事前にクリニックで確認しましょう。

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歯科矯正で利用できる医療費控除のやり方

歯科矯正の医療費控除は、職業や雇用形態によって申請方法が異なります。会社員や個人事業主など、それぞれのパターンを確認しましょう。

会社員の場合

会社員の場合は、以下の流れで医療費控除を申告します。

①医療費控除の明細書を作成する
②控除額の確認する
③確定申告を提出する

会社員が利用する年末調整では、医療費控除を受けることができず、別途個別に確定申告の提出が必要です。歯科矯正で利用した医療費が分かる書類を準備して、税務署へ提出してください。期日までに申請を行うことで、支払った所得税の還付を受けることが可能です。

個人事業主や経営者の場合

個人事業主や経営者の場合は、以下の流れで医療費控除を申告します。

①確定申告の作成をする
②「医療費控除」の欄に記入する
③税務署に提出する

個人事業主や経営者の場合は、3月に行う確定申告の申請時に合わせて書類を準備します。歯科矯正の領収書や、明細書を元に申告の準備をしましょう。個人で申告を行う場合、所得から控除額を差し引くことができます。

歯科矯正の医療費控除に含まれる費用はどれ?

歯科矯正の医療費控除では、医療費が10万円を超える場合に申請が可能です。

申請できる費用には以下が含まれます。

・診療費
・検査費
・矯正装置の費用
・調整料
・処置料など

歯科矯正で医療費控除として申請できるのは、実際に治療過程で必要な治療費が該当します。

歯科矯正では、数ヶ月に一度クリニックに通う必要があり、その都度診療費や調整料が必要です。ワイヤー矯正かマウスピース矯正かによって、それぞれの費用は違います。また通院の際にかかる、公共交通機関の費用も申請が可能ですが、タクシーなどは該当しないケースがほとんどです。

当院では、マウスピース矯正の通院が原則1回の「Oh my teeth」を導入しています。通院の手間を省きたい方や、歯科矯正を検討中の方はぜひ一度ご相談ください。

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歯科矯正で医療費控除を受けるためのポイント3つ

前提として、歯科矯正では「審美目的の治療」の場合だと、医療費控除の適用対象外です。

しかし機能面の改善を目的とする治療であれば、医療費控除を受けられます。

①医療費控除の条件を満たすか確認する
②歯科矯正で使った領収書は保管しておく
③忘れた場合は過去の分を申請できる 

これから医療費控除の申請をする方は、あらかじめチェックしておきましょう。

①医療費控除の条件を満たすか確認する

医療費控除は審美目的の治療でない場合であれば、以下の条件を満たすと申請が可能です。

・医療費の合計が10万円以上である
・所得税の納税義務を負っている
・本人または家族の医療費である

歯科矯正の場合、医療費は10万円以上になることが多いです。しかし所得税の納税がないと還付されるお金がないため、申請できません。

医療費の控除は、支払うべき所得税額が上限になるので注意しましょう。

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②歯科矯正で使った領収書は保管しておく

医療費控除の申請では、歯科矯正の領収書などが必要になります。1年間の医療費分はしっかりと保管しておきましょう。

具体的に必要な書類には以下が含まれます。

・歯科医の診断書
・矯正治療の領収書
・通院交通費の領収書

このように、歯科矯正の詳細がわかる必要書類を準備したうえで、管轄の税務署へ提出をしてください。

③忘れた場合は過去の分を申請できる 

医療費控除の申請を忘れてしまっても、過去5年間の医療費は控除対象となります。ただし、翌年の確定申告期限までに申請を行うのが原則ですので、余裕をもって準備しておきましょう。時間がなくて忙しい場合は、e-TaxなどのWEB申請も利用ができます。

歯科矯正は医療費控除の制度を上手く活用しよう

歯科矯正は医療費控除の制度を上手く活用することで、経済的負担を抑えながら治療できます。

また、申請は会社員や個人事業主であっても、自分で手続きをして申告することが必要です。医療費控除に含まれる費用を確認し、余裕をもって申告の準備をしていきましょう。

当院はマウスピース矯正「Oh my teeth」を取り扱っているクリニックです。費用を抑えたいという方は、部分矯正を利用することで歯並び改善を目指せます。自分の歯並びの状態が気になる方は、ぜひお気軽に無料相談にお越しください。

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