出っ歯がコンプレックスで悩んでいる方は、少なくありません。
出っ歯の度合いによっては、部分矯正でも改善が見込めます。
「どんな出っ歯なら矯正できるの？」
「出っ歯の矯正費用は高くない？」
部分矯正できるとわかっても、不安なことはたくさんありますよね？
本記事では、矯正ができない出っ歯の症例や費用について解説しています。
出っ歯でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
部分矯正できる出っ歯の症例
出っ歯とは一般的に、上下の前歯のズレが3㎜を超えるものをいいます。
部分矯正で治療できるのは、軽度の出っ歯です。
軽度の出っ歯なのかを判断する基準は、主に以下の3つです。
- 奥歯の噛み合わせは正常
- 隣接する歯が重なっていない、もしくは重なりが少ない
- 骨格には問題がない
もちろん、これらの3つの基準は目安であり、当てはまるからといって必ずしも部分矯正が適合するわけではありません。
口腔内の条件は人それぞれのため、部分矯正ができるかを知るためには検査やカウンセリングが必要となります。
部分矯正できない出っ歯の症例
骨格の位置や大きさに問題がある場合は、部分矯正が難しくなります。
例えば、「上あごが大きく、下あごが小さい」など骨格のバランスが悪い場合です。
また、前歯のずれや重なりが大きい場合は全体の矯正が必要となることもあります。
部分矯正を行うためには、噛み合わせや歯を収めるスペースなど、骨格以外にも重要となるポイントがあります。
まずは、自分が部分矯正に適応するかしっかりとカウンセリングを行いましょう。
出っ歯矯正の種類
部分矯正で出っ歯を治す方法として、主に以下の4つがあります。
- 表側矯正(ワイヤー矯正)
- 裏側矯正(ワイヤー矯正)
- マウスピース矯正
- インプラント矯正
表側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表側に「ワイヤー」と「ブラケット」と呼ばれる矯正装置をつけて、歯を動かしていく方法です。
重度の出っ歯にも対応し、審美性の高い矯正治療よりも費用を抑えられるのは表側矯正のメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、表側に矯正装置を装着するため目立ちやすいことです。
裏側矯正（ワイヤー矯正）
歯の裏側に「ワイヤー」と「ブラケット」を装着して、歯を動かし矯正する方法です。
裏側に矯正装置がつくため、前に出ている歯を内側へ動かしやすく出っ歯の矯正に適しています。
また、矯正装置が周囲からほとんど見えないので、目立たない矯正方法がいいという方にも向いています。
デメリットとしては、装置が歯の裏側につくことで舌が当たって滑舌が悪くなることがある点です。
マウスピース矯正
マウスピース型の矯正装置で、歯動かす矯正方法です。
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも適応症例が限られるため、軽度～中程度の出っ歯の方に向いているといえるでしょう。
また、マウスピース自体は透明なので矯正していることが目立たず、通院頻度もワイヤー矯正よりも少なくて済みます。
インプラント矯正
インプラント矯正とは、ワイヤー矯正と「アンカースクリュー」と呼ばれるネジを併用する治療方法です。
歯茎にアンカースクリューを埋め込み、そこを支点にしてワイヤーで歯を動かします。
通常のワイヤー矯正よりも固定源が増えるため、歯をより自由な方向に動かせたり、矯正期間を短縮できたりするメリットがあります。
出っ歯の部分矯正にかかる費用
出っ歯を治すための部分矯正の費用は、歯並びや矯正する装置の種類によって違います。
- 表側矯正：30～60万円
- 裏側矯正：40～70万円
- マウスピース矯正：10～40万円
- インプラント矯正(アンカースクリュー)：1本2～15万円
全体矯正よりも費用を抑えられますが、出っ歯の具合やクリニックによっても費用は異なります。
費用が気になる方は、まず矯正歯科でカウンセリングを受けてみましょう。
部分矯正で出っ歯改善を目指す場合の注意点
クリニックによって対応している矯正方法も料金も異なります。
そのため、出っ歯の矯正を検討する際は、一つのクリニックで済まさず、複数のクリニックへ相談するようにしましょう。
また、カウンセリングの際は、デメリットやリスクもしっかり説明してくれるかどうかもチェックしましょう。
「この先生なら信頼できそう」と思えるような、あなたに合ったクリニックを見つけてみてください。
部分矯正で出っ歯を改善しよう
出っ歯は部分矯正でも改善が見込めます。
ただし、部分矯正が適応できるかは、歯の状態や口腔内を検査してみないと分かりません。
当院では部分矯正に対応しているマウスピース矯正(Oh my teeth)を導入しています。
無料で適性診断を実施しているので、「私の出っ歯が部分矯正で治るか知りたい」という方はお気軽に相談ください。
