歯科矯正の種類をわかりやすく解説

歯科矯正の種類は多岐にわたるため、自信の歯並びや目的に合わせて矯正器具を選択しましょう。

「どんな矯正が合うのかわからない」

「矯正の種類と値段を比較しながら考えたい」

この記事ではこのような悩みを解決しながら、歯科矯正の種類や特徴をご紹介。

種類別に料金や期間も比較しているので、矯正選びに困っている方はぜひ参考にしてください。

歯科矯正の種類は？

歯科矯正の種類は複数あるため、それぞれの特徴を理解した上で選択するのがおすすめです。

代表的な矯正方法の種類は以下の通り。

ワイヤー矯正
ハーフリンガル矯正
セラミック矯正
マウスピース矯正
その他の矯正

①ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置を取り付ける矯正方法です。ワイヤーを通して矯正力をかけ、歯を移動させていきます。透明素材のブラケットやワイヤーなど、目立ちにくい矯正装置を選ぶことも可能です。

【目立ちにくい矯正装置の素材】

セラミック
ハイブリッドセラミック
プラスチック

②ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、表側と裏側の矯正装置を併用する方法です。外から見えやすい上の歯は裏側矯正、唇で隠れて見えにくい下の歯は表側矯正を行います。ハーフリンガル矯正は、表側矯正よりも目立ちにくく、裏側矯正よりも安価なのが特徴です。

③セラミック矯正

セラミック矯正は、歯を削ってセラミックの人工歯を被せる方法です。歯を動かして位置を整える歯科矯正とは、まったく別の治療方法になります。短期間で歯並びを整えたい方や、歯の色や形にこだわりたい方におすすめです。

④マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いながら、歯を段階的に動かす矯正方法です。10日～2週間ごとにマウスピースを交換しながら、歯の位置を整えます。取り外しが可能なため食事がしやすく、歯磨きもスムーズです。当院でもマウスピース矯正を取り扱っていますので、検討されている方はぜひ無料診断にお越しください。

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⑤そのほかの矯正

歯並びを改善する矯正方法として、ほかにも以下の2つがあります。

外科矯正：外科的な手術を行う矯正治療
インプラント矯正：矯正治療用の小さなネジを顎の骨に固定して、歯を移動させる

外科矯正では、通常の歯科矯正では改善が見込めない場合に利用します。

インプラント矯正は、動かしたい歯にだけ圧力を加える矯正方法です。固定源となるネジ(ネジアンカースクリュー)を使うことで、短期間で歯を動かすことが可能です。

対象とする範囲による矯正方法の種類

歯列の範囲によっても、矯正方法は大きく以下の2つにわけられます。

全体矯正：奥歯を含む全体を矯正できる
部分矯正：上下の前歯部分だけを矯正できる

部分矯正は動かす歯の対象が上下の前歯12本だけなので、比較的費用を抑えられます。

ワイヤー矯正・マウスピース矯正ともに部分矯正をすることは可能ですが、歯並びによっては全体矯正が適している場合もあります。

矯正の種類別にメリット・デメリットを比較

矯正の種類によって、それぞれメリット・デメリットがあります。

	メリット	デメリット
ワイヤー矯正	適応範囲が広い	ワイヤーや矯正装置が目立つ
ハーフリンガル矯正	表側のワイヤー矯正より目立たない	下顎が歯磨きしにくい
セラミック矯正	短期間で歯並びを整えられる	健康な歯を削る必要がある
マウスピース矯正	周囲の人が気付きにくく目立たない	ワイヤー矯正ほど適応範囲は広くない

ワイヤー矯正は適応範囲が広く、ほとんどの歯並びに対応しています。しかし矯正器具が目立つため、見た目を気にする方は抵抗があるかもしれません。

また食事の取りやすさや、歯磨きのしやすさはマウスピース矯正が優れています。取り外し可能なため、虫歯や歯周病のリスクを抑えられるでしょう。

【矯正の種類別】値段や期間の目安

歯科矯正は、期間や値段を比較しながら、自分に合った矯正の種類を選択しましょう。

(全体矯正の場合)	値段	期間
ワイヤー矯正	60万〜130万円	1〜3年程度
ハーフリンガル矯正	80万〜150万円	2〜3年程度
マウスピース矯正	60万〜100万円	1〜3年程度
セラミック矯正	1本あたり10～20万円	約1～2ヶ月