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歯並びの写真診断とは?撮り方と自分でできるタイプ判定を解説

鏡で自分の歯を見ても、それが矯正するほどのものなのか判断がつかない。写真に写った自分の口元が気になっても、比べる基準がないので確かめようがない。

歯科医院に相談するのが確実だとは分かっていても、いきなり予約を取るのは気が重いものです。まず自分の状態を把握してから動きたいと考える方は少なくありません。

歯並びの確認には、精度の違う段階があります。自分で見分ける段階、写真を送って目安を聞く段階、そして検査で確定する段階です。どこまでが自分でできて、どこからが専門家の領域なのか。撮影の方法から順に整理していきます。

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目次

歯並びの写真診断とは

写真診断という言葉は、実は2つの意味で使われています。どちらを指しているかで、得られる情報の精度が変わります。

写真を送って歯科医師に見てもらう方法

ひとつは、スマートフォンで撮影した歯の写真をクリニックに送り、歯科医師や矯正の担当者に見てもらう方法です。

来院せずに、矯正が必要そうかどうか、どんな治療方法が考えられるか、期間や費用のおおよその目安を聞けます。多くのクリニックが無料で提供しており、相談の入口として使われています。

ただし、これは正式な診断ではありません。あくまで写真から読み取れる範囲での見立てです。

自分でタイプを見分ける自己診断

もうひとつは、歯並びの分類を示したイラストや写真と自分の口元を見比べて、どのタイプに近いかを確かめる方法です。

歯並びの乱れにはいくつかの型があり、それぞれ名前がついています。自分がどれに近いかが分かると、調べるべき情報が絞れます。専門家に相談するときも、話が早く進みます。

AIが矯正後のイメージを生成するサービスとの違い

近年は、自撮り写真から矯正後の顔をAIが生成するサービスもあります。数十秒で結果が出るため、気軽に試せるのが特徴です。

ただしこれは、歯並びを整えた場合の見た目のイメージを画像として作るものです。自分の歯がどう動かせるか、そもそも動かせる状態かを判定しているわけではありません。

同じ「シミュレーション」でも、実際に歯型のデータを取って作成するものとは性質が異なります。イメージを掴む用途と、治療計画を立てる用途は別のものと考えてください。

診断に使える歯並び写真の撮り方

写真を送ろうとして、うまく撮れずに止まってしまう方は多くいます。口の中の撮影は日常的な行為ではないため、コツを知らないと難しいものです。

撮る角度と枚数

最低限そろえたいのは、正面から噛んだ状態、左右それぞれの斜めから見た状態、そして上の歯と下の歯を別々に写したものです。合計で5枚前後になります。

正面だけでは、前歯の突出具合や噛み合わせの深さが分かりません。横からの写真があると、上下の歯がどう接しているかが見えてきます。上下の歯列を個別に撮ると、歯の重なりやねじれの状態が確認しやすくなります。

口の開き方

正面と横から撮るときは、奥歯をしっかり噛み合わせた状態で、唇だけを開いてください。指で口角を左右に引くと、歯ぐきの境目まで写ります。

上下の歯列を撮るときは、逆に口を大きく開けます。頭を少し傾けて、天井側から歯を見下ろすような角度にすると全体が入ります。

この「噛んだまま唇を開く」という動作が、慣れないうちは難しく感じます。歯を食いしばる必要はなく、軽く合わせるだけで構いません。

明るさとピントのコツ

口の中は影になりやすいため、明るさの確保が仕上がりを左右します。

窓際など自然光の入る場所が向いています。照明を背にすると顔に影が落ちるので、光のほうを向いてください。フラッシュは反射で白飛びすることがあるため、まず光量が足りているかを確かめてから使うかどうかを決めます。

またインカメラは画質が落ちるうえ、左右が反転して見えるためピントを合わせにくくなります。可能ならアウトカメラを使い、画面を見ずにシャッターを切ったほうが結果的にきれいに撮れます。

うまく撮れないときの工夫

一人で撮ろうとすると、口を開く動作とシャッターを押す動作が重なって手が足りません。

家族やパートナーに撮ってもらえるなら、そのほうが早く済みます。頼みにくい場合は、スマートフォンを固定してタイマー機能を使う方法があります。撮影補助用のミラーを使うと奥歯まで写せますが、そこまでの精度は初回の相談では求められないことがほとんどです。

数枚撮って明るくピントの合ったものを選べば十分です。完璧を目指すより、送ってみて足りなければ追加で撮るほうが前に進みます。

写真で見分ける7つの歯並びタイプ

歯並びの乱れは、大きく7つに分類されます。自分の写真と見比べて、近いものを探してみてください。

分類読み方特徴写真での見分け方
叢生そうせい歯が重なり合って生えている前歯の重なり・ガタつき
上顎前突じょうがくぜんとつ上の前歯が前方に傾いている横から見た上前歯の飛び出し
反対咬合はんたいこうごう下の歯や下顎が前に出ている噛んだとき下の歯が前に来る
過蓋咬合かがいこうごう前歯が深く噛み込んでいる下の前歯がほとんど隠れる
開咬かいこう奥歯を噛んでも前歯が閉じない前歯の間に隙間が残る
正中離開せいちゅうりかい歯と歯の間に隙間がある前歯の間の隙間
交叉咬合こうさこうごう左右の噛み合わせがずれている顔の左右差・片側で噛みにくい

叢生(そうせい)

歯が並ぶスペースが足りず、重なり合って生えている状態です。顎の大きさと歯の大きさが釣り合わないことが主な原因とされ、日本人には多く見られます。

前歯が前後にずれて重なっていたり、八重歯が飛び出していたりする場合はこのタイプに近い可能性があります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

いわゆる出っ歯です。上の前歯が前方に傾斜している状態を指します。

上顎が前に出ているケースと、下顎が後ろに下がっているケースがあり、見た目が似ていても原因は異なります。横顔の写真で、上下の唇の位置関係を見ると傾向がつかめます。

反対咬合(はんたいこうごう)

受け口やしゃくれと呼ばれる状態で、噛み合わせが通常と逆になっています。

歯の傾きによるものと、顎の骨格によるものがあります。骨格が要因の場合は治療の選択肢が変わるため、この見極めは検査を経ないと判断できません。

過蓋咬合(かがいこうごう)

噛み合わせたときに上の前歯が下の前歯を深く覆い、下の歯がほとんど見えなくなる状態です。

自覚しにくいタイプで、写真を撮ってはじめて気づく方もいます。正面から噛んだ状態を撮ると分かりやすくなります。

開咬(かいこう)

奥歯を噛み合わせても、前歯が上下で接しない状態です。前歯で麺類を噛み切りにくい、特定の音が発音しづらいといった形で気づくことがあります。

正中離開(せいちゅうりかい)

すきっ歯のことで、歯と歯の間に隙間がある状態です。前歯の中央に隙間が出るケースがよく知られています。

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の歯の噛み合わせが左右にずれている状態です。顔の左右差として現れることがあり、片側でばかり噛む癖との関連が指摘されています。

なお、これらは写真から見た傾向にすぎません。複数のタイプが重なっていることもよくあります。自分がどのタイプに近く、マウスピース矯正の対象になり得るかを知りたい場合は、マウスピース矯正とは?改善できる症例5つもあわせてご覧ください。

写真診断でわかること・わからないこと

写真から読み取れる情報には範囲があります。ここを理解しておくと、返ってきた回答をどう受け取ればいいかが分かります。

写真からわかること

見た目に現れる情報は、写真でかなりの部分が把握できます。

歯並びのタイプ、矯正を検討する余地があるかどうか、考えられる治療方法の候補、治療期間のおおよその目安、そして費用の見当です。相談するかどうかを決めるには、これで十分な材料がそろいます。

写真からはわからないこと

一方、見た目に現れない情報は写真では判断できません。

歯を支えている歯根がどの方向に、どのくらいの長さで埋まっているかは、レントゲンを撮らないと分かりません。歯を動かせる範囲はこの歯根の状態に左右されます。

出っ歯や受け口が、歯の傾きによるものか顎の骨格によるものかも、外から見ただけでは区別が難しいものです。この違いは治療方法そのものを変えるため、判断を誤ると計画が成り立ちません。

さらに、顎関節の状態や、歯ぐきと歯を支える骨の健康状態も写真には写りません。虫歯や歯周病があれば、矯正より先にそちらの治療が必要になります。

最終的に検査が必要になる理由

写真診断が「目安」と表現されるのは、こうした情報が欠けているためです。

したがって、写真で聞いた期間や費用は、検査後に変わる可能性があります。上位のプランが適用されて金額が上がることも、逆に想定より軽度で費用が下がることもあります。写真の段階での回答は、あくまで話を進めるための出発点と考えてください。

早めに検査まで進めておくと、選べる治療方法の幅を正確に把握できます。

自分の歯並びがどのタイプで、どんな治療が向いているのか。正確なところは検査を受けてはじめて分かります。大阪心斎橋矯正歯科では、診察料・検査料無料で無料カウンセリングを実施しています。

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写真診断から治療開始までの流れ

相談すると契約まで一直線に進むのではないかと身構える方がいます。実際の流れを段階に分けると、どこで立ち止まれるかが見えてきます。

写真の送付・オンライン相談

まず写真を送り、見立てを聞く段階です。ここで得られるのは目安の情報で、費用は発生しないことがほとんどです。

回答を見て、進めるかどうかを決められます。この時点でやめても問題ありません。

来院してのカウンセリングと精密検査

次に来院し、口の中を直接見てもらいます。レントゲンや歯型のデータを取るのがこの段階です。

検査費用がかかるかどうかはクリニックによって異なります。有料の場合は数万円になることがあるため、予約前に確認しておくと想定外の出費を避けられます。

治療計画の説明と見積もり提示

検査結果をもとに、治療方法と期間、総額の見積もりが示されます。3Dシミュレーションを用意しているクリニックであれば、治療後の歯並びを画像で確認できます。

契約は計画に納得してから

ここが重要な点ですが、契約は治療計画の説明を受けた後です。検査を受けたからといって、その場で契約する義務は生じません。

見積もりを持ち帰って検討することも、他院と比較することもできます。断りにくさを感じる場面があるとすれば、それは進め方の問題であって手続き上の制約ではありません。

相談当日に何を聞かれ、何を確認しておくべきかは、矯正の相談で話す内容は?聞くことや費用を紹介にまとめています。

写真診断を受けるときの注意点

同じ写真診断でも、クリニックによって内容に差があります。確認しておきたい点を挙げます。

回答が「目安」なのか確認する

返ってきた費用や期間が、どこまで確定した数字なのかを確かめてください。

写真の段階では確定できないため、通常は幅を持った回答になります。断定的な金額が示された場合、それが何を根拠にしているのかを聞いておくと、後の食い違いを防げます。

精密検査が有料か無料か

写真診断が無料でも、その後の精密検査が有料というケースは珍しくありません。

複数のクリニックを比較したい場合、検査費用が積み重なります。無料で検査まで受けられるところから始めると、比較のコストを抑えられます。

送った写真の取り扱い

写真が症例として使われる可能性があるかどうかも、確認しておきたい点です。

公開の範囲や期間、取りやめを申し出られるかは、送る前に聞いておけます。相談の段階で使われることは通常ありませんが、気になる場合は先に確認してください。

大阪・心斎橋で歯並びの相談をするときは

エリアによって選択肢の数は変わります。大阪で検討する場合の観点を挙げます。

通いやすさを先に確認する

矯正は治療が終わるまで通い続けます。装置の不具合や急な相談が出たとき、無理なく行ける場所かどうかは続けやすさに直結します。

職場や自宅からの動線上にあるか、仕事帰りに立ち寄れる診療時間かを先に見ておくと、後の負担を見積もれます。

無料で相談できるところから始める

初回相談や検査が無料のクリニックであれば、費用をかけずに複数の意見を聞けます。

一院だけで判断せず、二院ほど回ってから決めると納得感が違います。心斎橋からなんばにかけては矯正を扱うクリニックが集まっており、移動の負担が少ない範囲で比較しやすい環境です。

30代・40代から矯正を始めても遅くない

年齢を理由にためらう方は多くいますが、矯正に年齢の上限は基本的にありません。

歯と歯ぐきが健康なら年齢の制限はない

歯を動かす仕組みは大人でも変わりません。子どものように顎の成長を利用した治療はできませんが、歯そのものを動かす治療は成人以降も可能です。

実際に30代から40代で矯正を始める方は増えています。人前に立つ機会や写真に写る機会が増える年代でもあり、必要性を感じるタイミングと重なります。

大人の矯正で先に確認される点

大人の場合、虫歯や歯周病の有無が先に確認されます。歯を支える組織に問題があると、矯正の負担に耐えられないためです。

該当する場合はその治療を済ませてから矯正に入ります。矯正ができなくなるわけではなく、順序の問題です。

目立たない装置という選択肢

仕事上、装置が目立つことを避けたい方には、透明なマウスピースを使う方法があります。

マウスピース矯正 Oh my teeth の場合、標準的な費用はLiteプラン 150,000円(税込)、Basicプラン 330,000円(税込)です。通院は最低1回※から治療を進められるため、時間を取りにくい方でも続けやすい設計になっています。

※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります

大人の矯正について詳しくは、大人の歯科矯正のメリット・デメリットは?もご覧ください。

自由診療に関する注記

マウスピース型矯正装置による歯列矯正は自由診療(保険適用外)です。マウスピース矯正 Oh my teeth の標準的な費用はLiteプラン 150,000円(税込・平均約2ヶ月)、Basicプラン 330,000円(税込・平均約3ヶ月)、Proプラン 660,000円(税込・平均約6ヶ月)です。記載の期間は歯を動かす矯正期間であり、後戻りを防ぐ保定期間は含みません。主なリスク・副作用として、歯の痛みや違和感、歯根吸収、歯ぐきの退縮に伴うブラックトライアングル(歯と歯の間の隙間)などが生じる場合があります。重度の歯周病や顎関節症のある方、骨格性の不正咬合が強い方などは治療をお受けいただけない場合があります。なおLiteプランには安心保証制度・ワイヤー補償は付帯しません(Basic・Proプランのみ)。

写真で当たりをつけたら、次は実際に見てもらう段階です。

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よくある質問

Q. 写真診断だけで治療を始められますか?

写真だけで治療を開始することはできません。歯根の状態や骨格の情報が写真では得られないためです。治療計画を立てるには、レントゲンと歯型のデータが要ります。写真診断は、相談を進めるかどうかを判断するための段階と考えてください。

Q. 写真診断は無料ですか?

多くのクリニックで無料です。ただしその後の精密検査については、有料のところと無料のところがあります。複数院を比較する予定であれば、検査費用の有無を先に確認しておくと総額が読めます。

Q. 自分では歯並びが悪いと思わないのですが、診てもらう意味はありますか?

見た目に大きな乱れがなくても、噛み合わせにずれがある場合があります。過蓋咬合のように自覚しにくいタイプもあり、写真を撮ってはじめて気づく方もいます。気になる段階で一度見てもらうと、対応が必要かどうかがはっきりします。

Q. 送った写真はどう扱われますか?

相談のための資料として使われるのが通常です。症例として公開される場合は、別途同意を求められます。公開の範囲や期間について不安があれば、送る前に確認しておけます。

まとめ

歯並びの確認には3つの段階があります。分類と見比べて自分でタイプの当たりをつける段階、写真を送って治療方法や費用の目安を聞く段階、そして検査を受けて確定させる段階です。

写真からは、歯並びのタイプ、矯正の必要性、治療方法の候補、期間と費用の目安が読み取れます。一方で歯根の状態や骨格に起因するものかどうかは写真では判断できず、ここは検査が必要になります。

撮影は、噛んだ状態の正面と左右、それに上下の歯列を加えた5枚前後がそろえば十分です。明るい場所でアウトカメラを使うと見やすい写真になります。

自分の状態を把握してから相談したいという考え方は理にかなっています。ただし写真で分かる範囲には限りがあるため、目安がつかめたら実際に見てもらうほうが早く答えにたどり着けます。

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