「高校生から歯科矯正をはじめるのは遅いかな?」
「矯正治療って費用や期間がどれくらいかかるんだろう?」
このような疑問をもつ高校生や保護者の方は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、高校生から矯正をはじめるのは決して遅くありません。むしろ、あごの成長がおおむね完了しているため、治療計画を立てやすくなります。
そこで本記事では、高校生から歯並びをなおすメリットや矯正方法、費用や期間について解説します。
高校生から矯正をはじめるのは遅くない
一般的に歯科矯正は、あごの成長過程にある子どものころからはじめるのが理想的とされています。
早期に矯正治療を行い、永久歯が正しい位置に生え揃えば、大人になってからの矯正治療が不必要になる可能性が高まります。
しかし、高校生になってからでも矯正をはじめるのは決して遅くありません。むしろ高校生のころにはあごの成長がほぼ完了しているので、成長過程を考慮する必要がなく治療計画を立てやすい時期といえるでしょう。
また、大人になってからの矯正と比べても、高校生は歯の動きが比較的速いため、効率よく治療が進められる可能性が高いです。
高校生から歯並びを矯正するメリット
高校生のうちに矯正するメリットは以下の通りです。
- 虫歯や歯周病のリスクを減らせる
- 食べ物をしっかりと噛めるようになる
- 発音が改善される
- 見た目に自信がつく
歯並びが悪いと歯と歯の間に食べかすが残りやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
また、歯並びが悪いと食べ物を十分に噛み砕けず、胃腸への負担が大きくなります。矯正によって歯並びと噛み合わせを整えることで、そういったトラブルを未然に防げるでしょう。
また、見た目の印象が改善されると、自信にもつながります。歯並びによる滑舌の悪さも改善できれば、自信をもって会話できるようになるでしょう。
思春期の高校生にとって、自己肯定感を育むことは、今後の人生を豊かにするうえで大切です。
高校生のうちに矯正を受けるメリットは、健康面においても心理面においても大きいと言えるでしょう。
高校生が受けられる歯科矯正
高校生が受けられる歯科矯正は、主に以下の4つの方法があります。
- 表側矯正:歯の表面にブラケットとワイヤーをつける方法
- 裏側矯正:歯の裏側にブラケットとワイヤーをつける方法
- ハーフリンガル矯正:上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正で行う方法
- マウスピース矯正:透明なマウスピースを1日20時間以上つけて、定期的に交換する方法
ワイヤー矯正は一般的な矯正方法です。表側矯正は目立ちやすいデメリットがありますが、幅広い症例に対応しています。
裏側矯正は、前から装置が見えないため、友人に矯正していることを気づかれずに進められます。
マウスピース矯正は透明な装置で着脱が自由なのが魅力です。しかし、重度の症例には向いていない場合があります。
どの矯正装置が適しているかは、歯並びの状況によって異なるため歯科医師と相談しながら選択しましょう。
高校生の矯正にかかる費用や期間
矯正治療は、基本的に保険がきかない自由診療です。以下は高校生の矯正にかかる費用と期間の目安なので、ご確認ください。
表側矯正 | 裏側矯正 | ハーフリンガル矯正 | マウスピース矯正 | ||
費用 | 全体矯正 | 60万~130万円 | 100万~170万円 | 80万~150万円 | 60万~100万円 |
部分矯正 | 30万~60万円 | 40万~70万円 | 35万~65万 | 10万~40万円 | |
期間 | 全体矯正 | 1~3年程度 | 2〜3年程度 | 2〜3年程度 | 1~3年程度 |
部分矯正 | 2ヶ月~1年程度 | 5ヶ月〜1年程度 | 5ヶ月〜1年程度 | 2ヶ月~1年程度 |
症例によって費用や期間は大きく異なります。くわしく知りたい場合は、カウンセリングを受けたうえ、精密検査が必要です。ただし、クリニックによっては検査料が3万円程度かかることも。
当院では、相談と検査を無料で実施しています。もちろん高校生の矯正に対応していますので、お気軽にご相談ください。
高校生の矯正に関するよくある質問
ここでは、高校生の矯正に関するよくある質問にお答えします。
保険はききますか?
基本的に矯正治療は、審美目的とみなされ保険適用外です。費用はすべて自己負担になります。ただし、顎変形症(あごの骨の異常による歯並びの乱れ)と診断された場合は、保険適用となる可能性があります。
見た目に影響はありますか?
装置の種類によって異なります。表側矯正の場合は、装置が歯の表面につくため目立ちやすいです。装置の見た目が気になる場合は、裏側矯正かマウスピース矯正を選ぶとよいでしょう。
部活動は続けられますか?
基本的に問題はありませんが、部活動の内容によっては注意が必要です。たとえば、運動部は、装置が口の中の粘膜にあたって傷ついたり、激しい接触で装置が破損したりする可能性があります。
また、吹奏楽部に所属している方は、装置の種類によって演奏に支障をきたすことも考えられます。矯正前に歯科医師とよく相談し、部活動への影響について確認しましょう。
卒業までに完了しますか?
治療期間は、歯並びの状態によって異なります。一般的に歯並び全体を動かす場合、1年~3年程度かかることが多いです。卒業までに完了したい場合は、できるだけ早く治療を開始することをおすすめします。
高校生の矯正を検討するなら早めに歯科医師に相談を
高校生から歯科矯正をはじめることは、決して遅くありません。矯正治療によって、見た目の改善だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
当院はマウスピース矯正 Oh my teethの取り扱いクリニックです。高校生の方の矯正治療も手掛けてきました。無料診断を実施しているのでお気軽にご予約ください。
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