MENU

マウスピース矯正は通院不要?言葉が指す3つの形と実際の通院回数

通院の負担が理由で矯正を見送ってきた方は少なくありません。月に一度、決まった医院へ二年ほど通い続ける。仕事の都合や勤務地の変動を考えると、その約束を先に結ぶこと自体が難しい場合があります。

そこで「通院不要」という言葉を見つけると、これなら始められるかもしれないと思う一方で、歯を動かす治療を通わずに進めて大丈夫なのかという疑問も残ります。

この言葉が扱いにくいのは、中身の違う3つの形が同じ言葉で語られているためです。定期通院がないだけの形と、一度も歯科医師の診察を受けない形とでは、リスクの性質がまったく違います。

この記事では、まず実際の通院回数の目安を確認し、そのうえで「通院不要」が指す3つの形を分けて整理します。あわせて、通院が減ったときに何が自分の側に移るのかも見ていきます。

最短2ヶ月で矯正するなら
大阪心斎橋矯正歯科へお任せください

☑︎ 一律料金で通院・診察費用が一切なし
☑︎ 月額3,500円からの分割払いも可能◎
☑︎ 噛み合わせを考慮し必要な部分だけ矯正

※自由診療。2020年1月~2023年7月Basicプランの実績値(戻り防止器具をつける保定期間を除く)。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。上下前歯の部分矯正プランを120回払いで支払う場合の分割支払い金額(初回3,519円総額420,019円)。

目次

そもそもマウスピース矯正の通院回数は少ない

「通院不要」を考える前に、前提を確認しておきます。

装置による通院頻度の違い

矯正の通院頻度は、使う装置によって大きく変わります。

装置通院頻度の目安2年間の通院回数の目安
ワイヤー矯正月1回程度約24回
マウスピース矯正2〜3ヶ月に1回約8〜12回

いずれも目安であり、治療内容や医院の方針によって変わります。

差が生まれる理由

ワイヤー矯正では、来院のたびに装置を調整して力のかけ方を変えていきます。調整そのものが治療の一部なので、通院の回数がそのまま治療の進行に結びついています。

マウスピース矯正では、あらかじめ作られた複数のマウスピースを自分で順に交換していきます。力のかけ方はマウスピースの形にすでに組み込まれているため、来院時に装置をいじる必要が少なくなります。

「通院不要」でなくても負担は下がる

つまり、通院不要という条件を満たさなくても、マウスピース矯正を選んだ時点で通院の負担はかなり下がります。二年で二十回以上か、十回前後かの違いは小さくありません。「通わなくてよい」かどうかの前に、「どのくらい通うのか」を見ておくと判断しやすくなります。

装置ごとの違いはワイヤー矯正とは?メリット・デメリットと矯正装置の種類を解説にまとめています。

「通院不要」は3つの違うものを指している

ここが本題です。同じ言葉が、次の3つの形を指して使われています。

① 定期通院がない形

初回に検査と診断のために通院し、そのあとの定期通院をなくす形です。マウスピースは郵送で受け取ります。国内で「通院不要」と表現されているものの多くは、この形を指しています。

つまり、通院がゼロなのではなく、初回だけは通うということです。記事や広告に「通院不要」とあっても、詳しく読むと「初回を除く」と書かれていることがあります。

② オンライン診察を併用する形

①に加えて、治療中の経過をオンラインで確認する形です。患者がスマートフォンで口の中を撮影し、その写真や動画をもとに歯科医師が歯の動きや問題がないかを確認します。

対面ではありませんが、歯科医師が経過を見ている点が①との違いです。遠隔診療、オンライン診療などと呼ばれることもあります。

③ 歯科医師の診察を受けずに進める形

一度も対面の診察を受けないまま、マウスピースだけを受け取って進める形態です。①②とは性質が異なります。

この形については、「自宅でできる」「通院不要」という利点は、裏を返せば何か起きたときに診てもらう先がないということでもある、という指摘が業界内でなされてきました。海外では通信販売型のサービスをめぐって、そのリスクが議論された経緯もあります。

混同されやすい理由

3つはリスクの大きさも、歯科医師が関与する度合いも違います。それでも同じ「通院不要」という言葉で語られるため、記事によって評価が正反対に見えることがあります。

「通院不要かどうか」ではなく「どの形なのか」で見ると、情報が整理できます。検討しているサービスがどれに当たるかは、初回に来院があるか、経過を歯科医師が確認する仕組みがあるかで判断できます。

通院で行われていることは何か

通院が減ることの意味を考えるには、通院で何をしているのかを知っておく必要があります。矯正の通院では、おおむね次の3つが行われています。

治療の進捗確認

歯が計画どおりに動いているかを確認します。ずれがあれば、その時点で対応を検討します。

口腔内の状態チェック

虫歯や歯周病が起きていないかを確認します。矯正とは直接関係しないように見えますが、治療期間が長いため、この確認が定期的に入る意味は小さくありません。

次のマウスピースの受け取り

決められた枚数のマウスピースを受け取り、交換の順序や時期について説明を受けます。

通院が減ると、何が自分の側に来るか

ここが、この記事で最も伝えたい点です。通院が減るとき、先ほどの3つはなくなるのではなく、担当が移ります。

通院で行われていたこと通院が減ると
治療の進捗確認自分で撮影して送る/次の通院まで気づけないこともある
口腔内の状態チェック自分で異変に気づいて申告する
次のマウスピースの受け取り郵送で受け取り、保管と交換時期を自分で管理する

進捗の確認は自己撮影に置き換わる

オンライン診察を併用する形では、口の中の撮影が自分の作業になります。決められた角度で撮り、期日までに送る。これを治療期間のあいだ続けることになります。難しい作業ではありませんが、続ける前提の作業がひとつ増えます。

口の中の変化は自分で気づく前提になる

歯科医師が定期的に口の中を見る機会が減るぶん、異変に最初に気づくのは自分になります。しみる、痛む、歯ぐきから出血するといった変化があったときに、自分から相談する必要があります。

マウスピースの管理も自分の側になる

まとめて受け取る形では、保管と交換時期の管理が自分の役割になります。順序を間違えると計画どおりに進まないため、ここは丁寧に扱う部分です。

装着時間の管理は、もともと自分の側にある

マウスピース矯正では1日20時間以上の装着が前提になります。これは通院の有無にかかわらず自分の管理ですが、通院が減るほど、その比重は相対的に上がります。確認される機会が減るためです。

「楽になる」ではなく「担当が移る」

こう並べると分かるとおり、通院が減ることは負担が消えることではありません。通院という形の負担が減り、代わりに日々の管理という形の負担が増えます。どちらが自分に向いているかで判断するのが現実的です。

自己管理が治療結果にどう影響するかはマウスピース矯正で失敗と感じる4つの場面にまとめています。

自分の歯並びの場合、通院が何回くらいになるのか。これは検査を受けて治療計画が立ってから決まります。診察料・検査料が無料であれば、費用をかけずに確認できます。

無料カウンセリングを予約する

通院を減らすことのリスク

判断の材料として、起こりうることも挙げておきます。

虫歯や歯周病の発見が遅れることがある

定期的に口の中を見る機会が減ると、虫歯や歯周病の発見が遅れる場合があります。進行した状態で見つかると、矯正治療を一時中断してそちらの治療を優先することがあります。結果として全体の期間が延びることもあります。

対策としては、矯正とは別に歯科検診を受ける方法があります。通院の少ない治療を選ぶ場合ほど、この習慣が効いてきます。矯正中の虫歯については歯科矯正は虫歯があってもできる?虫歯ができたときの対処法も紹介で扱っています。

歯の動きのずれに気づくのが遅れることがある

歯が計画どおりに動かないことは起こりえます。定期的な確認の間隔が空くほど、気づく時期も遅くなります。ずれが分かった場合は、マウスピースを作り直して調整することになります。

画面越しでは確認できないことがある

オンライン診察を併用する形でも、対面で分かることのすべてが画面から分かるわけではありません。写真や動画で見えるのは主に歯の表面と歯ぐきの見えている部分です。

歯を支えている骨や歯根の状態はレントゲンでなければ確認できませんし、噛み合わせの微妙な当たり方は実際に噛んでもらう必要があります。歯と歯の間や奥のほうも、撮影の角度によっては写りません。オンラインでの確認は経過を追う手段としては有効ですが、対面の診察を完全に置き換えるものではないと捉えておくと、判断を誤りにくくなります。

すべての症例に向くわけではない

通院の少ない治療は、どの歯並びにも当てはまるものではありません。動かす距離が大きい場合や、抜歯を伴う場合は、経過を細かく見る必要が出てきます。

対応が難しいケースはマウスピース矯正ができない6つの症例!対処法や治療方法もご紹介に、抜歯を伴う場合の進み方は抜歯矯正はどの歯を抜く?本数・タイミング・その後の流れを解説にまとめています。

なぜ少ない通院で進められるのか

通院が少ないと聞くと、手を抜いているのではないかと感じる方もいます。仕組みの面から見ておきます。

治療計画を先に作り込む設計になっている

マウスピース矯正では、検査のあとに治療計画を立てる工程があります。どの歯をどの順序でどれだけ動かすか、マウスピースは何枚必要か、交換の周期はどうするか。ここをまとめて決めてから、計画に沿ったマウスピースを製作します。

つまり、来院時に判断していた部分を、事前の計画に前倒ししている構造です。調整を都度行うワイヤー矯正とは、判断のタイミングが違います。

計画は事前に共有できる

治療計画の段階で、歯がどう動いていくかのシミュレーションを確認できます。どういう見通しで進むのかを先に共有できることが、通院の間隔を空けられる前提になっています。

計画どおりに進むとは限らない

ただし、歯の動きには個人差があり、シミュレーションどおりに進むとは限りません。ずれた場合は、あらためて歯型を取ってマウスピースを作り直します。この工程が入る可能性は、通院の少ない治療でも変わりません。

治療計画がどう作られるかは大阪でインビザラインを始めるには?相談から治療開始までの流れを解説に、装置そのものの仕組みはマウスピース矯正とは?改善できる症例5つにまとめています。

初回に行うことと当院の進め方

どの形を選ぶ場合でも、初回に何をするかは押さえておく必要があります。

初回は歯科医師の診察と検査を受ける

口の中の状態を確認し、レントゲンや歯型の採取を行います。ここで、マウスピース矯正で対応できる歯並びかどうか、対応できるとして何をどこまで動かすかが決まります。この工程を経ずに治療計画は立てられません。

通院回数もこの段階で決まる

何回通うことになるかは、治療計画が立ってはじめて分かります。同じマウスピース矯正でも、動かす範囲によって必要な確認の頻度は変わります。

当院の場合

マウスピース矯正 Oh my teeth では、通院は最低1回から可能です(※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります)。通院がゼロになるわけではなく、初回の診察と検査は受けていただく形です。診察料・検査料は無料で、治療計画の段階では3Dシミュレーションで治療後の歯並びを確認できます。

歯を動かす期間は治療範囲によって変わり、後戻りを防ぐ保定期間は別に必要になります。

自由診療に関する注記

マウスピース型矯正装置による歯列矯正は自由診療(保険適用外)です。マウスピース矯正 Oh my teeth の標準的な費用はLiteプラン 150,000円(税込・平均約2ヶ月)、Basicプラン 330,000円(税込・平均約3ヶ月)、Proプラン 660,000円(税込・平均約6ヶ月)です。記載の期間は歯を動かす矯正期間であり、後戻りを防ぐ保定期間は含みません。主なリスク・副作用として、歯の痛みや違和感、歯根吸収、歯ぐきの退縮に伴うブラックトライアングル(歯と歯の間の隙間)などが生じる場合があります。IPRを行う場合はエナメル質を削るため、知覚過敏が生じることがあります。重度の歯周病や顎関節症のある方、骨格性の不正咬合が強い方などは治療をお受けいただけない場合があります。なおLiteプランには安心保証制度・ワイヤー補償は付帯しません(Basic・Proプランのみ)。

無料カウンセリングを予約する

料金・プランを見る

よくある質問

Q. 一度も歯科医院に行かずに矯正できますか?

歯科医院で行われるマウスピース矯正では、初回の診察と検査が必要になります。口の中の状態やレントゲンの情報がないと治療計画を立てられないためです。一度も対面の診察を受けない形態も存在しますが、本文で触れたとおり性質が異なります。どちらを検討するかは、初回に来院があるか、経過を歯科医師が確認する仕組みがあるかで見分けられます。

Q. 通院が少ないと仕上がりに影響しますか?

通院の回数そのものが仕上がりを決めるわけではありません。治療の進み方は、治療計画の内容と、装着時間などの日々の管理に左右される部分が大きくなります。ただし、確認の間隔が空くほどずれの発見は遅くなるため、気になる変化があれば次の予定を待たずに相談することが前提になります。

Q. 転勤や引っ越しがある場合はどうなりますか?

通院回数の少ない治療計画であれば、移動の負担そのものは小さくなります。ただし転院の扱いは医院によって異なるため、可能性がある場合は相談の段階で確認しておくとよいでしょう。詳しくは歯科矯正中に引っ越しをすると費用や治療はどうなる?で扱っています。

Q. 治療中に虫歯が見つかったらどうなりますか?

多くの場合、虫歯の治療を先に行ってから矯正を再開します。治療の内容によっては歯の形が変わり、マウスピースが合わなくなることもあるため、その場合は作り直しになります。矯正と並行して歯科検診を受けておくと、こうした事態に早く気づけます。

まとめ

「通院不要」という言葉は、定期通院がない形、オンライン診察を併用する形、歯科医師の診察を受けずに進める形という3つを指して使われています。リスクの性質が違うため、検討しているものがどれに当たるかを先に確かめると判断しやすくなります。

前提として、マウスピース矯正の通院回数はワイヤー矯正より少なく、2年間で比べると約8〜12回と約24回ほどの差があります。通院不要という条件を満たさなくても、負担は下がります。

そして通院が減るとき、進捗の確認も口の中のチェックもマウスピースの管理も、なくなるのではなく自分の側に移ります。楽になるかどうかではなく、その担当を引き受けられるかどうかで考えると、自分に合う形が見えてきます。

出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次