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デュアルホワイトニングの時間と回数は、2つの方法それぞれの側にある

デュアルホワイトニングという言葉を見かけると、次に知りたくなるのは進め方だと思います。何回通うのか、1日どのくらい使うのか。デュアルという名前が付いている以上、デュアルとしての進め方が決まっているはずだ、と考えるのが自然です。

ところが、歯のホワイトニングを扱った学術誌の解説を開くと、この呼び名が出てくるのは分類表と本文の1文だけで、時間や回数はそこに書かれていません。書かれているのは、組み合わせる2つの方法それぞれの側です。

答えがどちらにあるのかは、進め方を相談する前に押さえておきたい部分です。

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目次

「デュアルホワイトニング」は、分類表の中の1項目として挙がっている

この解説は、歯のホワイトニングを整理した分類表から始まります。

広義と狭義に分かれ、そのさらに内側にある

表はまず、広い意味でのホワイトニングと、狭い意味でのホワイトニングに分かれます。広い意味のほうに入るのは、歯のクリーニング、保存修復治療、補綴治療です。汚れを落とす処置も、詰めたり被せたりする処置も、広くはこの語の範囲に入る、という整理になっています。

狭い意味のほうは、さらに生活歯と失活歯に分かれます。生活歯を対象とするものとして、家庭でマウストレーを用いて行うホームホワイトニング、診療室で施術されるオフィスホワイトニング、そしてこの2つを組み合わせたものが並びます。失活歯を対象とするものには、ウォーキングブリーチとインターナルブリーチが並びます。

デュアルホワイトニングという言葉が出てくるのは、この入れ子の内側です。

ここで押さえておきたいのは、この語が生活歯のほうにだけ並んでいることです。神経を失った歯に対しては、髄腔の側から行うウォーキングブリーチやインターナルブリーチが別に挙げられていて、組み合わせの話はそちらには出てきません。変色している歯が神経を失ったものである場合、そもそも当てはまる枝が変わります。

呼び名が2つ、括弧で並んでいる

表に載っている名称は、コンビネーションホワイトニング(デュアルホワイトニング)です。括弧のなかにもうひとつの呼び名が入る形で、2つが並んでいます。

本文でも同じで、狭義のホワイトニングには、生活歯を対象として診療室で施術されるオフィスホワイトニングと、家庭でマウストレーを用いて行うホームホワイトニングがあり、この二つを組み合わせたコンビネーションホワイトニング(デュアルホワイトニング)も行われている、と書かれています。

呼び名が2つあること自体は、中身の違いを表してはいません。同じものを指す2つの表記が、そのまま並びます。

この語が出てくるのは、ここまで

解説の全体を通して、デュアルとコンビネーションという語が現れるのは、分類表と、いま引いた1文だけです。

どちらを先に行うのか。あいだをどのくらい空けるのか。組み合わせた場合の時間や回数をどう数えるのか。そうした記載は、この解説にはありません。

この解説は、デュアルという単位で何かが決まっているという書き方をしていません。組み合わせるもの自体の説明については、マウスピース矯正中にホワイトニングはできる?始める時期の見極め方でも触れています。

診療室側に書かれているのは、1回の長さと繰り返しの数

10分程度の処置を、必要に応じて2、3回

診療室で行うほうについて、この解説は次のように書いています。1回の処置時間は10分程度で、得られた漂白効果を確認しつつ、この処置を、必要に応じて2、3回繰り返す。

続けて、1日の処置で患者が満足する白さが得られなかった場合には、次回の来院日に再度処置を行うこともある、と書かれています。日をまたぐ場合がこちらに別記されている以上、先の2、3回は同じ日のなかで数えられていると読めます。

10分の処置を行い、色を確かめ、また行う。その単位が2、3回で、次回来院日の分はそれとは別の層にあたります。

光を当てることが、この材料の前提

もうひとつ、こちらの処置には条件が付いています。わが国で承認されているオフィスホワイトニング材は、ホワイトニング効果の促進のために光照射を行う、と書かれています。

光源にはいくつかの種類があり、波長は紫から青にあたる範囲だとしています。

光を当てることが材料の側の前提になっている。この点は、あとで出てくる条件につながります。

通う回数のほうは、この解説には出てこない

では、全部で何回通うことになるのか。その数字は出てきません。示されているのは、1回の処置の長さと、その繰り返し方までです。

通う回数のほうを引き取っているのは、オフィスホワイトニングは1回で終わる?回数・持ち・しみやすさの関係のほうです。

自宅側に書かれているのは、1日の長さと期間の上限

自宅で行うほうには、1日あたりの時間と、続ける日数の両方に上限があります。

上限は薬剤によって2通りある

この解説によれば、装着時間は、10%過酸化尿素を主成分とするものは最大2時間、最長2週間の処置であり、高濃度のものは最大60〜90分、最長10〜14日間となっています。

数字が2組あるのは、薬剤が1種類ではないためです。主成分の濃度が違えば、1日の上限も、続ける日数の上限も変わります。

つまり自宅で使う薬剤については、「何時間」と一言で答えることができません。どの薬剤を渡されたかで、当てはまる数字が変わります。

足りないと感じたときの延長にも触れている

上限とあわせて、処置後に患者が漂白効果が不十分と感じた場合には、さらに処置を延長することもある、とも書かれています。

延長が起こりうるものとして記載されている、ということであって、自分の判断で延ばしてよいという意味ではありません。上限や回数がどういう根拠で決まっているのか。制度の側からの説明は、ホワイトニングは「しない方がいい」? 言われている理由を3つに分けて考えるにあります。

単位が違うので、そのまま足せない

ここまでで、2つの側の数字がそろいました。

診療室側は、10分の処置を2、3回。自宅側は、1日あたり最大2時間または60〜90分を、2週間または10〜14日間。

片方は分と回数で、もう片方は時間と日数で書かれています。共通の単位がないので、2つを足して「デュアルなら合計これだけ」という数字を作ることはできません。薬剤の濃度と使う時間の対応については、自宅でのホワイトニングは2種類ある|市販品と歯科の薬剤は何が違うのかが詳しく扱っています。

もうひとつ、上限の書かれ方そのものが2つの側で違います。診療室側は「必要に応じて2、3回」で、実施するかどうかは効果を確認しながら決まる書き方です。自宅側は「最大」「最長」という語で、超えない線として示されています。

同じ「回数」「時間」という言葉を使っていても、片方は状況に応じて足していく数、もう片方は超えないための数です。並べて眺めるときには、この違いも一緒に見ておく必要があります。

どの薬剤が自分に渡されるのかは、歯科医院で処方が決まってからの話になります。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

そろって付いてくる条件と、片側にだけ付く条件

知覚過敏は、どちらの側にも付いてくる

適応と禁忌、安全性を扱った章では、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングのいずれにおいても、軽度の象牙質知覚過敏症が比較的高頻度に生じる、としています。対応についても、施術中に自発痛や知覚過敏が生じた場合には、いったん施術を中止し、収まってから再開する、とされています。

あわせて、知覚過敏に対しては、知覚過敏抑制剤の塗布や、知覚過敏抑制効果のある歯磨剤を使用してもらう、という記載もあります。

起こることも、起きたときの手順も、どちらの方法かによって書き分けてはいません。自宅側で実際にどう調整するかは、ホームホワイトニングは何ヶ月かかる?白くなるまでと戻るまでの進み方のほうに書いてあります。

光を使う側にだけ付く条件がある

一方、両方に同じようにかかるとはかぎらない条件も、同じ章に出てきます。

オフィスホワイトニングでは光照射を行うため、光線過敏の患者にはホームホワイトニングが推奨される、と書かれています。

先に見たとおり、光を当てることは診療室で使う材料の前提です。そのため光線過敏がある場合、この条件は診療室のほうにだけかかります。組み合わせるという発想の手前で、片側だけが選ばれる場合があります。

条件が片側にしか付かないことがある以上、「両方やる」を誰もが最初から選べるとはかぎりません。

色が戻ることは、先に説明する事項として挙がっている

同じ章には、効果の続き方についての記載もあります。ホワイトニングの効果は永久に続くものではなく、時間の経過とともに徐々に明度が低下する。このことは、あらかじめ患者に説明することが大切である、とされています。

明度が低下したときに再度処置を行うことがあり、これをタッチアップと呼ぶ、とも書かれています。

ここにあるのは、期間の数字ではありません。低下すること自体を、始める前に伝えておく事項に数えている、という点です。

指示どおりに行う限り、という条件が付いている

歯質への影響についても、同じ章に記載があります。製造業者の指示通りに適切に処置を行う限りは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングともに、歯質に及ぼす影響は問題ないものと考えられる、とされています。

条件が「指示通りに適切に処置を行う限りは」に付いている点が要点です。ここまで見てきた1回10分程度、2、3回、最大2時間、最長2週間といった数字は、その指示にあたる部分として読めます。

組み合わせるかどうかを考える前に、それぞれの側には守られる前提の数字がすでにある、という順序です。

だから、確かめる先は組み合わせる側それぞれになる

残っているのは、時間と回数を足したらどうなるのか、という部分です。

増える方向には、限度と個人差が並んでいる

著者らは、処置の時間と回数が効果とどう関わるかにも触れています。一般に処置時間が長いほど、また処置の回数が多いほどホワイトニングの効果は増すが、限度があり、また、個人差も大きい、とされています。

増える方向は書かれています。ただし、そこに限度と個人差が並べて置かれています。時間を足す、回数を重ねる、という発想がそのまま結果につながる形にはなっていません。

組み合わせるという考え方は、この「足せば増える」に寄りかかりやすい部分です。出典は、そこに2つの留保を付けています。

組み合わせを決めるときに手元にある材料

決まっているのは、診療室側の1回の長さと繰り返しの数、自宅側の1日の上限と日数の上限、そして両方にかかる条件です。いずれも、組み合わせる材料それぞれの側に書かれていました。

著者らは、漂白効果は個人差が大きいため、事前に効果を保証すべきではなく、患者に過度な期待を抱かせるべきではない、としています。着色歯や軽度の変色歯には有効である一方、重度の変色歯に対しては満足を得られるほどの効果は期待できない、とも書かれています。

まとめの章では、米国歯科医師会の声明を引きながら、ホワイトニングは比較的安全な治療法であるものの、まったく安全というわけではない、としたうえで、歯科医療機関において歯科医師による正しい診断のもとで、適切な処置が行われることが望ましい、と述べています。

決める順序そのものを扱ったものに、ホワイトニングは何から決める? 迷わないための決定の順序があります。

光を当てる工程は、当院の手順に入っていない

当院がホワイトニングとして提供しているのは、自宅でマウスピースを使う形のものです。診療室で光を当てる処置は、このかたちには含まれていません。

薬剤の処方は歯科医師が行います。マウスピースは、歯型スキャンで採った歯型をもとに作ります。

診察はオンラインで完結します。オンライン診療は無料で、あらかじめ問診にご回答いただき、歯の写真をお送りいただいたうえでのカウンセリングになります。

来院が必要になるのは、マウスピースをまだお持ちでない方の歯型スキャンのときだけで、所要時間は約15分です。

お渡しするキットには、マウスピースとホワイトニングジェルのほかに、知覚過敏抑制剤が入っています。先に見たとおり、しみる症状は自宅で行う場合にも起こりうるものとされています。

なお、このキットで白くなるのは歯の部分です。差し歯やセラミックなど、人工の材料でできているところは対象になりません。

費用は毎月お支払いいただく形です。マウスピースをお持ちの方は初月から11,000円(税込)、お持ちでない方は初月のみマウスピース作成分を含めて22,000円(税込)となり、翌月からは同じく11,000円(税込)です。

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、マウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。

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よくある質問

Q. どちらを先に行うのですか。

A. 順序についての記載は、この解説にはありません。分類表と、2つを組み合わせたものが行われているという1文があるだけで、どちらが先か、あいだをどれだけ空けるかまでは書かれていません。実際の進め方は、処置を行う歯科医院で確かめることになります。

Q. コンビネーションホワイトニングとデュアルホワイトニングは違うものですか。

A. 同じものを指しています。この解説では、コンビネーションホワイトニング(デュアルホワイトニング)と括弧で並記されています。呼び名が2つあるだけで、指しているものは1つです。

Q. 10分と2時間では、どちらが強いのですか。

A. 数字の単位が違うので、そのままでは比べられません。10分は診療室での1回の処置の長さ、2時間は自宅で1日に装着する時間の上限です。しかも自宅側の上限は薬剤によって2通りあり、高濃度のものでは最大60〜90分とされています。強さを比べる材料としては使えない数字です。

Q. 費用はどうなりますか。

A. この解説は費用の内訳に触れていません。保険適用外の自由診療であり、治療費はやや高額となる、という記載があるだけです。総額を動かしているものは、ホワイトニングの値段はなぜ幅がある?総額を決める4つのことで4つに分けています。

まとめ|決まっているのは、組み合わせる側それぞれの上限

この解説がデュアルホワイトニングについて述べているのは、分類表の1行と、本文の1文だけです。

だとすると、歯科医院に持っていく問いは「デュアルはどう進めるのか」ではなく、「自分の場合、どの薬剤で、どのくらいの時間と回数になるのか」のほうに寄ります。呼び名の側で答えを探しているあいだは、この問いが立ちません。

答えが2つに分かれていると分かっていれば、片方の話として聞くこともできます。

付け加えると、当院のホワイトニングはマウスピースと薬剤を使うかたちで、診療室で光を当てる工程は含まれていません。

出典


大阪心斎橋矯正歯科のホワイトニング

通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。

  • 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
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  • しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月から11,000円/月(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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